2022-04-28
乳清を、捨てない。
こんな表記、前からあったっけ?
ヨーグルトの中蓋に「乳清をすてないでください!」という切実そうなメッセージが書いてあった。
「乳清」とは、牛乳から乳たんぱく質の主成分であるカゼインと乳脂肪を取り除いたものです。
中央酪農会議・ことば辞典
水溶性のたんぱく質や乳糖、水溶性のビタミン類やミネラル分を含んでいて、「ホエー」ともいいます。簡単にいうと、牛乳からチーズを作る時に固まらなかった残りの成分のことです。
これをのう縮したものや乾燥粉末にしたものを、風味改善のために脱脂乳と同じようにパンやクッキー、クラッカーなどに使用します。
まず、驚いたのが、ヨーグルトに馴染みのない大昔の日本人ならともかく、いまだに乳清を捨ててしまう人がいるということ。さらに、もしかしたら、「ヨーグルト買ったんですけど、水分が出てきて困ってるんです」というぶっとんだクレームつけられたのかもしれない。そうでなければ、この警告は書かないはずだ。豆腐の水のようなものと捉えてしまうのではないだろうか。まあ、千歩譲ってわからなくもない。
恥ずかしながら、実はぼく、このヨーグルトの汁に乳清という呼び名があるのも知らなかったし、それがホエーだということも知らなかった。ホエーは粉状のもので、プロテインに入ってるくらいの適当な認識でした。
あたりまえだけど、ぼくは乳清を捨てない。乳清が発生すると、乳清を優先的に食べる。それを数回繰り返すと、濃いヨーグルトが残る。それをサラダのドレッシングやタンドリーチキンの材料にしたり、自家製ヨーグルトをつくるときの種として使ったりする。
栄養価も高い、乳清。すてないでね!
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