2022-05-15

必要とされないのは、しんどい。

一見順調そうな有名人が自殺する。
その理由は様々だし複雑だし、本人に聞けるはずもないのだからわかるわけがない。

ただ、「自分が必要とされていない」という不安が理由のひとつになることはあると思う。

有名人でも社会人でも、必要とされているのであれば仕事は自ずと忙しくなるし、それなりの収入も得られるので、余計なことを考えずに毎日走ることができる。

一方、必要とされていないのであれば、声をかけられることが少なくなり、収入も少しずつ減っていく。そんなとき、「もしかしたら自分は必要とされていないんじゃないか?」などと良からぬことを考える。

必要とされない、ひとりになる、ネガティブになる、必要とされない、ひとりになる、ネガティブになる……という沼から抜け出せなくなってしまうんだ。

こういう不安って、50歳くらいの人――子育てが落ち着いたり、仕事でもこれ以上は上にいけないとかが見えてきたり、先の人生におおかた予測ができてしまったりする年頃――なら少なからず感じたことがあるのではないだろうか。

実際、ぼくも不安だ。必要とされるために、なんらかの価値を見出そうとしなくてはと焦っている。
それは仕事とかにこだわらない。

なんでもいいんだ。声をかけてもらえる存在になるって、何よりも幸せなことだと思う。

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