2022-05-01

親友に、救われる。

親友のひとりに、同級生のFというやつがいる。

彼は東京在住。20代前半で上京、これまでに数々の飲食店を経営し、今は遊び人をしている。

中学時代はそれほど仲良くはなかったが、40歳を過ぎた頃、突然連絡が来て以来、今では年に1回一緒に酒を飲んだり、月に1回酔っ払って連絡が来るくらいの関係だ。

彼がぼくに言うことは、いつも同じ。端的にまとめると、「お前は本当はミュージシャンになれたはずだ。人生いつ終わるかわかんねえんだから、もう一度曲を作れ。お前の曲は今なら売れるから……」といった内容だ。(ぼくは30代前半までミュージシャンを目指していましたが、挫折しました)

彼が発破をかけてくれるので、最近では曲作りも進めている。ただ、今ぼくの優先順位は、①文章をみがくこと、②仕事、③曲作り、になっている節があって、どうしても早いペースで作曲ができていない。

そうして、曲作りが滞っているときに限って、なぜかFから連絡が来る。
「おいっ、曲作ってんのか? おっせえんだよ、お前は!」と怒られる。

Fには、ぼくのモチベーションを察知するアンテナが備わっっているんじゃないだろうか。
ぼくはぼくで、「最近曲かけてないから、そろそろFに怒られそうだな」なんて、宿題をやっていない小学生のように、少しびびる。

今日夕方、2ヶ月ぶりにFから電話がかかってきた。絶妙なタイミングで、ぼくを怠けの沼から救い出してくれる。
連休もあるから、しっかり曲作りもやるよ。ありがとうな、F。

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